天気が安定しているので王子動物園にいってみた
象舎の前には人だかりが出来ていて「ぞうさん」の歌が舞っていた
最近のガキはよく人前で大きな声で歌えるものだ
最近の子供たちね元気だね
我々の子供のときにゃあ外で声張り上げていたら張り倒されたものだが
ところで
「ぞうさん」
ぞうさん
ぞうさん
おはなが ながいのね
そうよ
かあさんも ながいのよ
ぞうさん
ぞうさん
だあれが すきなの
あのね
かあさんが すきなのよ
まど・みちお作詞/團伊玖磨作曲
まど・みちお氏の作品にはほかに「ふしぎなポケット」や「やぎさんゆうびん」など「ひらがな」でかかれた独特のリズムをもった詩を多く作っているお馴染みの詩人である。。正月に氏のドキュメンタリーがあってなるほど面白い人だ!と思うことがいくつもあったが、改めて耳にすると他の詩と違って「ぞうさん」は不思議な歌であるものだ。歌に込められた意味はさておき一番不思議なのは
人称である。
単純に親子の問答かと思いきやそうとも思えない。
そんな事を考えながら1時間も象舎の前で撮影していたエクランの日曜日でした。