『風炉の湯のたぎり残りに 蕎麦湯哉』子規
西洋料理にはアツアツの料理が少ないがアジア料理にはあったか料理が多い
中でも日本人は湯気好き民族である。
鍋蓋を開けて湯気が立ち上がると何故か目が爛々とし
湯気の絡み合う温泉も大人気
気温の低い冬なら撮影も楽に出来るのだが、10月にしてまだ30度もあるような最近の気象ではクーラーをかけても室内温度は下がらない(湿気は少なくなるが)
湯気は外気と最低15度の温度差が無ければ生じない
仕方がない!最終兵器(?)
エクランでは「ケムケムにーやん」とか「スモーク君」と呼ばれるもの
「食の街大阪」であるからにして我々大阪のカメラマンは食にかかわる撮影も多いので
使っているカメラマンも多い
スモークテスターと呼ばれる発煙器
本来は空調点検や坑道内などで空気の流れを測定するもの
アンプルの両端をニッパーなどで切り取りシュポシュポっとしてやると
あ~ら不思議ケムケムってしてきた
箱には成分が書いていないので分からないが(だれか教えて)煙を吸い込むとケホケホと咳き込むので注意してくださいね
私の想像では発煙硫酸(H
2SO
4)ではないかと思われる(空気中の水と反応と説明されているので)
三酸化硫黄+水=発煙硫酸
SO
3+H
2O=H
2SO
4
湯気撮影の基本は背景が暗く(黒く)ないと見えないのと
高速シャッターよりも1/30位のほうがキレイに見える
なので遅速閃光のストロボならうまく撮影できるが(ブロンカラーの発色がよいのはここのところ)
定常光のほうが写りはよい